8月21日、声とことばの磯貝メソッド®『聞こえとことばの教室』の廣木睦子先生を講師に迎え、ピュア・ハート企画のセミナーを開催しました。
おそらくダウン症のお子さんをお持ちの多くの親御さん達が「ことば」について悩みをお持ちではないでしょうか？ 「発語が遅い」、「言葉がクリアに話せない（何を言っているかわからない）」、「吃音がある」など、お子さんによって色々な状態・状況があり、そこから「何歳になったら発語するのか？」、「どうしたら改善するのか？」、「何か家庭でできることがあるのか？」と、芋づる式にどんどん不安や疑問ばかりが増えていきます。。。
そこで、今回はピュア・ハートの企画として、『聞こえとことばの教室』の廣木睦子先生にお越しいただき、アクロス荒川にて保護者向けのセミナーを開催しました！
『聞こえとことばの教室』で用いられている“声とことばの磯貝メソッド® ”とは、日本語を話す全ての人々の音声レベルを少しでも良質なものに改善していただくための発声、発語のメソッドであり、音声言語指導者の磯貝靖洋氏が言語学や音声学、生理学等の基本理論、40年に渡る臨床研究・指導実績と、音楽や舞台等の芸術表現活動に基づいた実践知により、体現化した信頼性の高メソッドです。（『聞こえとことばの教室』リーフレットより引用）また、ダウン症のある子たちのための児童発達支援・放課後等デイサービス『バンブーワァオ』さんでも人気のある音声誘導によるダウン症児の音声言語改善プログラムです。
療育などでST（言語聴覚療法）の先生に関わるお子さんは多いと思いますが、廣木睦子先生は全く違う視点からのアプローチになるため、今回は貴重なお話を伺うために0歳〜中学生の親御さんが20名近く参加しました。
『聴こえについて知ろう! 家庭で活かそう! 子供の発語につなげよう!』
〜 "伝わる声と言葉" と "適切な声がけ" を一緒に考えましょう! 〜
〔1〕ガイダンス ＋ 自己紹介
〔2〕耳の機能と構造を学びます！
〔3〕人の声とことばの全体システムを学びます！
〔4〕どんな声が良いのでしょう？
〔5〕適切な声がけとは？
〔6〕質問と感想
・耳の絶対法則 ・耳を育てるポイント
最初は、廣木先生が参加者のお子さんの年齢や状況、不安な点などをヒアリングしていきました。やはりお子さんの年齢によって少しずつ不安点、問題点が違っていたように思います。年齢層が広かったため、どこかに絞ってお話するのは難しいとのことでしたが、基礎的な『耳の機能』や『構造』についてのお話から始まりました。生物の授業を受けているようなお話でしたが、多くの方は軽いインパクトがあったのではないでしょうか。えっ、そうだったの!? 的な。。。メモをとる参加者も多く、関心の高いお話がどんどん続きました。あっという間に予定していた2時間が経ってしまい、最後の感想コーナーはアンケート記入でまとめることになりました。
廣木睦子先生がご自身の知識、そして経験や体験から得たことをお話することで皆さんに知っていただき、お役に立てればという思いが伝わる内容で、大変勉強になったセミナーでした。目から鱗とは、まさにこのことを言うのでしょう。
最後に、今回は急なお願いだったにもかかわらず、ご快諾いただきました廣木睦子先生にお礼と感謝を申し上げます。
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